2021-03

タローが家出したのはちょうど良い時期でした。放し飼いの犬が減少し、身元がはっきりした犬の存在の放し飼いの犬は大目に見られていたからです。タローは縄張りを築き、支援者、食料提供者を複数、獲得できたのです。タイ国の田舎の村の放し飼いの犬の行動範囲は意外と狭いのです。

タローは女子高校と花子の家の居候犬としての地位を獲得しただけでななくその他の食料源も獲得したのです。学校から半径500メートル以内を自分の縄張りにしたのです。

家出したタローは雌の犬、花子に出会い、一緒に女子高校内に入ったのです。女子高校生から大歓迎さ弁当のおかずをもらったのです。花子の家に行き餌も分けもらい、眠る場所も決まったのです。

タローは工場の番犬のシロの子供です。放し飼いにされていた子犬のタローは放浪性のある子犬で、虎次郎と呼ばれていました。昼間の時間の大部分は小学校に行き多数の小学生と遊んでいたのです。母犬の死後、飼い主は工場の番犬するため紐でつないだのです。自由を愛するタローは家出したのです。

17年前に出版した私のノンフィクション著書「皐月タロー物語」と今回、ブログで発表する「小説学校犬タロー物語」との違いについての説明